ドイツ語の数字完全ガイド|読み方・書き方・文中での使い方まで
ドイツ語の数字の読み方、調べてみたら「表はわかったけど、実際の文でどう使うの?」と迷っていませんか。
数字は買い物・自己紹介・時刻の確認など、日常会話のあらゆる場面で登場します。表を丸暗記するだけでなく、文の中で自然に使えるようになることが目標です。
この記事では、ドイツ語の数字を「0から100万まで」網羅しながら、実践的な例文と使い方のコツを徹底解説します。
この記事でわかること
- 0〜20の基本数字の読み方・スペル
- 21〜99の「逆順ルール(undルール)」の仕組み
- 100・1000・西暦の読み方
- 数字を使った実践例文10選(買い物・年齢・時刻・電話番号)
- 「
eins」「ein」「eine」の使い分け(A1最重要ポイント) - 確認クイズ7問と解答
ドイツ語の数字、まず「なぜ難しい?」を知ろう
「数字くらいすぐ覚えられるはず」と思って始めると、意外なところでつまずきます。ドイツ語の数字には、日本語や英語と大きく異なる2つのポイントがあります。
21〜99が「逆順」になる仕組み
英語では “twenty-one”(20+1)の語順ですが、ドイツ語では 「1と20」の語順になります。
| 英語 | ドイツ語 | 直訳 |
|---|---|---|
| twenty-one | einundzwanzig | 1と20 |
| forty-seven | siebenundvierzig | 7と40 |
| ninety-three | dreiundneunzig | 3と90 |
この「小さい数 + und + 大きい数」というパターンを「undルール」と呼びます。慣れるまでは混乱しますが、法則は一貫しているので、一度身につければ全部に応用できます。
1が3パターンある:eins / ein / eine
英語の “one” は1種類ですが、ドイツ語の「1」は文脈によって3パターン(以上)あります。
- 数字として単独で使う →
eins - 名詞の前で使う →
einまたはeine(名詞の性による)
この使い分けは後のセクションで詳しく解説します。まずは基本の数字を確認しましょう。
0〜20の基本数字一覧(発音カタカナ付き)
表:0〜20の数字・スペル・カタカナ読み
| 数字 | ドイツ語 | カタカナ読み |
|---|---|---|
| 0 | null | ヌル |
| 1 | eins | アインス |
| 2 | zwei | ツヴァイ |
| 3 | drei | ドライ |
| 4 | vier | フィーア |
| 5 | fünf | フュンフ |
| 6 | sechs | ゼクス |
| 7 | sieben | ズィーベン |
| 8 | acht | アハト |
| 9 | neun | ノイン |
| 10 | zehn | ツェーン |
| 11 | elf | エルフ |
| 12 | zwölf | ツヴェルフ |
| 13 | dreizehn | ドライツェーン |
| 14 | vierzehn | フィアツェーン |
| 15 | fünfzehn | フュンフツェーン |
| 16 | sechzehn | ゼヒツェーン |
| 17 | siebzehn | ズィープツェーン |
| 18 | achtzehn | アハツェーン |
| 19 | neunzehn | ノインツェーン |
| 20 | zwanzig | ツヴァンツィヒ |
注意ポイント:
- 13〜19は基本的に「数字 +
zehn」ですが、16はsechzehn(sechsの末尾sが消える)、17はsiebzehn(siebenのenが消える)と少し変化します。 fünfとzwölfのウムラウト(ü, ö)は日本語にない音です。唇を丸めて「フュ」「ツヴェ」と発音するのが近い形です。
ネイティブのよく使う短縮形
電話番号や口語では、
zweiをzwoと言い換えることがあります。zweiとdreiの発音が聞き間違えられやすいため、特に電話口での数字の読み上げで使われます。覚えておくと聞き取りがぐっと楽になります。
21〜99の作り方:「undルール」をマスター
21以上の数字はどうやって作るのでしょうか。基本のパターンを確認しましょう。
undルールの公式:
1の位 + und + 10の位 → すべてつなげて1語にする
表:21〜99の代表的な数字
| 数字 | ドイツ語 | 分解 |
|---|---|---|
| 21 | einundzwanzig | ein + und + zwanzig |
| 30 | dreißig | (基本形) |
| 32 | zweiunddreißig | zwei + und + dreißig |
| 40 | vierzig | (基本形) |
| 45 | fünfundvierzig | fünf + und + vierzig |
| 50 | fünfzig | (基本形) |
| 60 | sechzig | (基本形) |
| 70 | siebzig | (基本形) |
| 80 | achtzig | (基本形) |
| 90 | neunzig | (基本形) |
| 99 | neunundneunzig | neun + und + neunzig |
注意: 30は dreißig(ドライスィヒ)で、dreizehn とスペルが違います。ß(エスツェット)に注意しましょう。
例文で確認:日常会話での21〜99
Ich bin dreiundzwanzig Jahre alt.(私は23歳です。)
Das kostet siebenundfünfzig Euro.(それは57ユーロです。)
100・1000・1万以上の読み方
大きな数字の読み方を確認しましょう。「1000はなんて読む?」「西暦はどう発音する?」という疑問を解決します。
表:100〜1,000,000
| 数字 | ドイツ語 | カタカナ読み |
|---|---|---|
| 100 | hundert | フンデルト |
| 200 | zweihundert | ツヴァイフンデルト |
| 300 | dreihundert | ドライフンデルト |
| 1,000 | tausend | タウゼント |
| 2,000 | zweitausend | ツヴァイタウゼント |
| 10,000 | zehntausend | ツェーンタウゼント |
| 100,000 | hunderttausend | フンデルトタウゼント |
| 1,000,000 | eine Million | アイネ・ミリオン |
組み合わせ例:
- 456 →
vierhundertsechsundfünfzig(400 + 50 + 6) - 1,234 →
eintausendzweihundertvierunddreißig
西暦・年号の読み方(2024年は?)
「2024年のドイツ語での言い方がわからない」という質問はよく聞かれます。ルールを覚えてしまいましょう。
1100〜1999年:「〇百〇十〇」のように2分割で読む
| 西暦 | ドイツ語 | 仕組み |
|---|---|---|
| 1900年 | neunzehnhundert | 19(neunzehn)+ 百(hundert) |
| 1985年 | neunzehnhundertfünfundachtzig | 19百 + 85 |
| 1999年 | neunzehnhundertneunundneunzig | 19百 + 99 |
2000年以降:「zweitausend + 以下の数字」
| 西暦 | ドイツ語 | 読み方 |
|---|---|---|
| 2000年 | zweitausend | ツヴァイタウゼント |
| 2010年 | zweitausendzehn | ツヴァイタウゼントツェーン |
| 2024年 | zweitausendvierundzwanzig | ツヴァイタウゼントフィアウントツヴァンツィヒ |
Ich wurde im Jahr zweitausend geboren.(私は2000年生まれです。)
数字を「文の中で」使う実践例文10選
数字の表を覚えたら、次は文の中で使ってみましょう。実際の会話に近い例文を10個紹介します。
値段・買い物(Wie viel kostet das?)
Wie viel kostet das?(これはいくらですか?)
Das kostet drei Euro fünfzig.(それは3ユーロ50セントです。)
Ich habe nur zwanzig Euro dabei.(私は20ユーロしか持っていません。)
年齢・自己紹介(Ich bin 28 Jahre alt.)
Ich bin achtundzwanzig Jahre alt.(私は28歳です。)
Mein Vater ist dreiundsechzig Jahre alt.(父は63歳です。)
時刻・予約(Der Zug fährt um 14:32 ab.)
Der Zug fährt um vierzehn Uhr zweiunddreißig ab.(列車は14時32分に出発します。)
Das Restaurant öffnet um achtzehn Uhr.(レストランは18時に開きます。)
電話番号・住所
Meine Telefonnummer ist null drei null, fünf fünf fünf, zwölf vierundzwanzig.(私の電話番号は030-555-1224です。)
Ich wohne in der Hauptstraße dreiundzwanzig.(私はハウプトシュトラーセ23番地に住んでいます。)
その他の日常場面
Bitte nehmen Sie Wartenummer siebenundachtzig.(整理番号87番をお取りください。)
Das Konzert beginnt in fünfzehn Minuten.(コンサートは15分後に始まります。)
「eins」と「ein」と「eine」の使い分け(A1最重要ポイント)
A1段階で最も多い間違いの一つが、「1」の使い分けです。場面によって形が変わるので、整理して覚えましょう。
単独で使う場合:eins
数字として単独で使うとき(数を数えるとき、電話番号の「1」など)は eins を使います。
eins, zwei, drei…(1、2、3…)
Die Antwort ist eins.(答えは1です。)
名詞と一緒に使う場合:ein / eine / einen…
名詞の前に付ける「1つの〜」という意味では、名詞の性と格によって形が変わります。
| 使い方 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 単独・数字 | eins | eins, zwei, drei |
| 男性名詞の前(主格) | ein | ein Mann (男性が1人) |
| 中性名詞の前(主格) | ein | ein Kind (子どもが1人) |
| 女性名詞の前(主格) | eine | eine Frau (女性が1人) |
| 男性名詞の前(対格) | einen | einen Mann (男性を1人) |
Ich habe einen Bruder und eine Schwester.(私には兄弟が1人と姉妹が1人います。)
Ein Bier, bitte.(ビールを1杯ください。)
練習:次の空欄に入れてみよう
以下の空欄に eins・ein・eine のいずれかを入れてください。
- Ich habe ___ Hund.(私には犬が1匹います。/
der Hund男性名詞) - ___, zwei, drei, vier…(1、2、3、4…)
- Das ist ___ Katze.(それは猫です。/
die Katze女性名詞)
解答:
einen(Hundは男性名詞・対格なのでeinen)Einseine(Katzeは女性名詞)
数字をFSRSで効率的に覚える:めくたんA1デッキの使い方
数字を「知っている」から「使える」に変えるには、繰り返しの練習が欠かせません。ただし、ただ何度も見るだけでは非効率です。
なぜ数字はフラッシュカードに向いているか
数字のような「形は知っているのにすぐ出てこない」語彙は、間隔反復学習との相性が抜群です。
- 1〜10は覚えやすいが、13〜19・30・60・70あたりで詰まりやすい
- 「
sieben(7)」と「siebzehn(17)」「siebzig(70)」の区別は、繰り返しで自然に定着する fünf(5)やzwölf(12)のウムラウトは音と文字を同時に練習することで身につく
めくたんのフラッシュカードにはFSRSアルゴリズムが組み込まれており、「忘れる直前」のタイミングで自動的に復習カードが出てきます。数字のような「わかってるつもりで忘れる」語彙に特に効果的です。
めくたんで数字カードを学習する手順
- A1デッキ を開く
- 数字カードが出たら、声に出して読んでみる
- 答えを確認し、4択(もう一度・難しい・良い・簡単)で正直に評価する
- 毎日5〜10枚ずつコンスタントに続ける
FSRSの仕組みについて詳しくはこちら で解説しています。
確認クイズ:この数字をドイツ語にしよう
ここまでの内容を確認する問題です。次の数字をドイツ語のスペルで書いてみてください。辞書や記事を見ずに挑戦してみましょう。
問題(7問)
- 7
- 13
- 25
- 47
- 100
- 1999
- 2024
解答と解説
7 →
sieben基本の数字です。siebzehn(17)やsiebzig(70)と混同しないよう注意。13 →
dreizehndrei(3)+zehn(10)。dreißig(30)とスペルが違います。25 →
fünfundzwanzigundルール:fünf(5)+und+zwanzig(20)。47 →
siebenundvierzigundルール:sieben(7)+und+vierzig(40)。100 →
hundertそのままhundertです。200ならzweihundert、300ならdreihundert。1999 →
neunzehnhundertneunundneunzig1900年代は「neunzehnhundert(19百)+ 99(neunundneunzig)」で読みます。2024 →
zweitausendvierundzwanzig2000年以降は「zweitausend(2000)+ 24(vierundzwanzig)」。
7問中5問以上正解できたら、基本はしっかり身についています。
まとめ:数字マスターへのロードマップ
ドイツ語の数字で押さえるべきポイントをまとめます。
- 0〜20 は個別に覚える(特に11・12・16・17に注意)
- 21〜99 は「undルール」で作れる(1の位 + und + 10の位)
- 100以上 は
hundert・tausendを組み合わせる - 西暦 は1100〜1999年は「○百」で2分割、2000年以降は
zweitausend + 以下の数字 - 「1」の使い分け は単独で
eins、名詞の前は性・格に応じてein・eine・einen
数字はドイツ語の基礎中の基礎です。まず eins から zwanzig まで声に出して言えるようにして、次にundルールを使った21〜99に進みましょう。
定冠詞の格変化と組み合わせて練習したい方は、ドイツ語の定冠詞(der/die/das)完全ガイド もあわせてどうぞ。
この記事で紹介した数字を、めくたんのフラッシュカードで練習しましょう。FSRSアルゴリズムが忘れる直前にカードを出してくれるので、数字のような「わかってるつもりで忘れる」語彙の定着に最適です。
めくたんのフラッシュカードで、この記事の単語を反復練習しましょう。
A1の単語を練習する →